「あれから」のご報告

新年おめでとうございます。
昨年も、たくさんの出会いがありました。
ご支援、ご声援をいただいた皆さま、深く感謝いたします。ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2年にまたがる連続公演『ラプンツェルたち~うろ覚えの童話集~』。
昨年11月の「あれから」編が幕をおろし、今年2月の「それから」編に向け、一同、走り続けております。連続公演ですが、「つづきもの」ではございません。
11月公演をご覧にならなかった皆様も、ぜひぜひ2月公演に足をお運びいただけますよう、一同、心よりお待ちしております。

年始のごあいさつにかえ、11月公演を、舞台写真とお客様からの感想とともにご報告いたします。ほんの少しでも香りが届きますように。

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プロローグに続く冒頭シーンは「赤い靴」。「赤い靴をはいた少女の顔はよく覚えていないんだよね」という演出の伊藤多恵さんは、少女役の公門美佳さんの顔にストッキングをかぶせました。この少女は、赤い靴をはいたまま、今回の作品のいたるところ・シーンに登場し、踊り続けました。

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「白雪姫」。上は、今回の出演者11名が勢ぞろいです。下の白雪姫役の大谷水希さんは、かもねぎショット初のオーディションにて出演が決定。後方の「意地悪な継母」を取り巻くあやしい「植物」たちの表情もお見逃しなく。

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「お利口ハンス」。向かって左端にいる、緑色のぼろぼろの上着をまとっているのがハンスを演じた松山善弘さん。ハンスは街の人たちに笑われているとも知らず、それはそれは嬉しそうに一緒に笑っていました。

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「マッチ売りの少女」。このシーンに寄せられた感想が、一番多かったかもしれません。

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「ブレーメンの笛吹き」。一言の台詞もないシーンながら、「印象に残った」「もっと見たかった」の声を多数いただきました。

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「シンデレラ」。強烈なインパクトのお姉さんたちは、向かって左が坂本容志枝さん、右が小野寺亜希子さん。シンデレラは、かもねぎショットの井草加代です。

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ラストシーンの少し前「靴やの小人」。主役の二人(栗栖と井草)が退場した後、さまざまな国の「右」君と「左」君が現われ、明日の「よいいたずら」に思いを馳せています。

以下は、お客様からの感想の中から抜粋させていただきました。

●笑いのツボにはまり続けていました
●表現というものはここまで自由なのか
●それぞれの力が発揮され集結するってものすごく奇跡的なことと思う日々だけど、あった!ちゃんとここにあったぁーって思った
●ところどころの芝居にウルウルきました。本当に好きな世界観だと
●かもねぎが進化してスタイリッシュになってる! これまでは二部構成に感じていた演劇とダンスが、演じているわけでもなく、ダンスしているわけでもなく景色を見せてくれるといった表現で芸術性が増していると感じました
●一人一人の個性を上手く引き出した構成で見応えのある舞台でした。妥協のない演出家ですね~
●人間いつどこでもどうにかなるし、どうにもならないし――なら、今を精一杯生きるしかないんだなーなんて考えてしまいました
●私たちがどう生きてきたか どう生きていくかを考えさせられました
●想像力が掻き立てられました。銅像の変化だったり、存在するものから無になる瞬間だったり、人魚たちのいさましい動きが魅力的で緻密で本当に素晴らしかったです
●今日感じたことを力に、私は私の舞台でひたむきに生きていこうと思う。赤い靴を履く覚悟をもって…充実した時間だったぁー
●観た人それぞれが想像して思いを巡らすことができる舞台。豊かな舞台だった
●ものすごく洗練されていて、ため息の連続。無駄がなくて、実際にはきついだろうなぁという動きも軽やかでとにかく美しかったです
●バラの仮面のダンサーが忘れられないぐらいステキな出会いでした
●マッチ売りの少女、おかしさと悲しさと、何て言ったらいいんでしょうね。涙が出ました。
●人魚姫と幸福の王子で号泣しました

このほか、たくさんの感想をいただきました。ありがとうございました。
11月公演「あれから」編は、“街”が舞台の童話を集めました。
2月公演「それから」編は、“道”が舞台の童話集。11月とは味わいを変えてお届けします。