2017年のベストワン

「テアトロ」2018年2月号、3月号の誌上にて、林あまりさんが2017年の「ベストワン」に、『ペルセポリス。そして、』を選んでくださいました。スタッフ・キャスト・関係者一同、喜んでいます。

林さんには、「ずっと、こういう芝居が観たかった。いや、どんな芝居を求めていたのか、自分でもはっきりしなかったのが、ポンっと目の前に現れたのだ」(2月号「今月選んだベストスリー」欄より)と書いていただきました。正に、「かもねぎショット」の名称の心意気が届いたようで嬉しい限りです。
『ペルセポリス。そして、』には、観客の皆さんからも、たくさんの感想を寄せていただきました。ここに一部をご紹介させていただきます。

観劇後の感想より(順不同)

・なぜに涙が出るのだろう。やわらかいのにしっかり芯がある。みなさんとってもステキでした。心がコロコロしました。良いものを見ました。一人のこらずみんなかわいかった。愛らしかった。
・役者さん達、結構大勢でしたが一人一人のキャラがしっかり描かれてそれぞれ楽しませて頂きました。
・出演者全員のキラビヤカな個性に、目も心も体もエネルギーを注入されました。こういうステージはどんな名称がふさわしいのか思いつきません。楽しいことがギュッとつまってますね。
・上質なエンターテイメントをありがとうございました。

・異文化の生活と日本の文化(現在の日本人)をこのような形で観ることができるとは……芝居ってすごいですね。(中略)身近にないと考えない…でも、その国で現実におこっている戦い……深く考えさせられます。
・最後に、どうにも人はひとりなんだろうかと思い始めた頃に、「~またくる春は何だろう」と、終わる絶対のタイミングでの希望というか、強いメッセージに、また大泣きしてしまいました。
・マイナーとも言えるペルシャを題材にした内容で笑いを含みながら歴史も盛り込んでいてとても興味深く、また、単純に面白かったです。それぞれの役がみな個性的で、でもその一人一人にみんな違う人生があって…。多くの人が出てきたからこそ色々な人の人生、生き方について想像することができました。
・笑っていられる未来をいのってるだけじゃ、だめなのかもしれない……と思いました。

・言葉の通じない人と気持ちが通じることができることに期待の気持ちを持ち続けたい。
・芝居で初めて泣きました。
・登場人物、セリフや歌など、魅力的でした。ダンスのシーンすばらしかった。遠い知らない世界、国、戦争や悲しい出来事の日常を生きている人々を思い、泣きたくなってしまいました。
・「ライフ イズ ビューティフル」という私の一番好きな映画を思い出しました。一つのことも、真実が大事じゃなく、とらえ方次第で幸せに生きられることもあるのかも。ありがとうございました。
・あ~おもしろかった!です。おもしろさと悲しみは表裏一体なのだな、と。役者さん、皆さん、地に足ついた個性をおもちで、安心して楽しませていただきました。
・一つのお話なのに、たくさんの人生の物語をみた気分です。とてもおもしろかったです。

・つい立てを使った空間の変化が鮮やかでした。絵物語の一枚一枚のページが次元を越えて舞っていました。
・個人的には少し難解だった。ただ、一つ一つのシーンや展開は、正に絵本を見ているかのような印象を受けました。
・大改作による再演、ホントにありがとうございます。前作から世情も変わりましたね。それが生々しい形で反映されていてとてもよかったです。
・初演も観ていますが、今回もすばらしかったです。
・個人的には初演が好きでしたが、今回は楽しめました。初演とは全く違う作品でした。
・前回よりもさらにパワーアップしていました。ヌールが本当にガザの少女に見えました。(私はガザに行ったことがあるんです)
・初演のペルセポリスもとても印象的でしたが、さらにパワーアップした感じでとてもよかったです。
・前作からパワーアップした世界をたっぷり楽しませてもらいました。
・やっぱり1000回良かったといいたいです。ひらけゴマの笠さん栗栖さん、公門さんのシーンは本当に泣けました。そして、皆さん、本当にすばらしかった。

・久しぶりのかもねぎ公演。笑って、涙して、何だか元気がムクムク。皆さんの体を張っての演技がすばらしかったです。
・やはり、思ったとおり、思った以上に良かったです。久しぶりに笠さんと栗栖さんのコンビに出会えて幸せでした。栗栖さんの広島ことばも大好きです。
・刑事役がとても雰囲気が出てた。ダンスは最高。元気が出る!
・砂山典子の踊りが素敵で、迫力があって、感動しました。皆さまの姿がとてもかっこよくて引き込まれました。
・子供たちやヌールのかわいらしさが泣けます。
・ヌールさんがキュートで最高でした。


撮影=立石勇人